FC2ブログ

【創作記事】黒ポニテ

めちゃくちゃご無沙汰でしたケントです。

今回はァァァァァ創作記事です
嫌いな人はブラウザバック!

ポケモンとようつべを片手に書いていきますぜ!





クソ(縦に無駄に)長くなったのでなんか色々気をつけて!

あ、ご都合主義展開盛りだくさんなのでご了承を。
面白い話作りできねぇよ・・・。(´・ω・`)




黒いジャケットに白いシャツ、そして黒いパンツ。
その青年は惑星ナベリウス、壊世区域にいた。
並大抵のアークスでは調査に赴くことすら許されない危険区域だが彼はその危険区域でのんきに手に持っているデバイスでとある記事を見ていた。

つい先ほど公開された[シップ6、未知のエネミー襲来!黒き英雄と対峙!]と題された記事だ。
先日シップ6が襲撃されたことは非常事態警報及び非難勧告で知っていた。
だが詳しい情報が開示されてはいなかった。
この記事でようやく解禁されたのだ。

『黒き英雄・・・』

ぼそっとつぶやく

当然名前などは書かれていない。それに記事の中で英雄が一人だけ、と断定している記述はない。



現在シップ6は大きな被害を受けたものの、黒き英雄のおかげで放棄にはいたらず、全ての職員、住民、アークスを別艦に移して集中的に修復作業が行われている。完了時期は未定だが。


記事に集中していると突然エネミーの群れが現れる。


『ギェアアアアアアア!』


雄たけびを上げながら壊世種エネミーたちが青年めがけて突撃する。

『・・・ふっ!!』

一撃一殺。
手数で圧倒する武器、双小剣。
しかし青年の操るそれは別次元とでも言うべき威力を秘めていた。
通常のエネミーの数十倍は強固な壊世種の皮膚をいともたやすく両断し、急所に当たろうものなら体をも両断する。
数分とかからず群れを殲滅し終えると青年はつぶやいた。

『・・・英雄か・・・』

エネミーの血で赤く染まった自分の手を確認する。

(英雄ならば、返り血さえ切り裂くだろう。)

そんな淡い妄想を抱き、ふと時計を見る。
時計は夜22時を指していた。

(あ、メシ作ってやるから速く帰って来い!って言われてたっけ)

出撃前に同じチームのデューマンの少女に言われた事を思い出し、キャンプシップに向かう。
目的地などを設定し、自動操縦に任せ青年は窓の外を見る。
見る見るうちに地表から離れていき、次第に宇宙空間へと進み、やがて拠点のあるシップ10ナウシズへ到着する。

(少し急ぐか・・・)

やや早歩きでゲートから歩く。
そしてショップエリアに差し掛かったころ、視線に気づく。
いや正確にはゲートから出た時点で自分に向く視線が多いことに気づいてはいたが、派手にエネミーの返り血を浴びているせいだと思い気に留めなかったのだ。
しかしいくらなんでも自分に向く視線が多すぎる。

(背後霊でもいるのか・・・?)

しかし店のガラスに映る自分を見ても当然背後霊などいないし変な所もない。

(まったく、気分が悪い。)

理由がわからないまま、拠点の家へと帰っていった。
































黒いコート、グレーのシャツ、黒いパンツ。
その少年は紫紺の髪色の少女とともに砂漠を彷徨っていた。

『あっちにも・・・!』

少女の発した声には疲労が色濃く出ている。

『シオン、少し休め。』

少年が少女に声をかける。
ただただぶっきらぼうに。

『でも、視えるんです!人の死ぬ未来が!』
『他人を助けたって自分が死んじまったら意味がない。もともとお前一人で全ての人間を救えるはずがないんだ。』
『だったら、手の届く範囲だけでも!』
『落ち着け。その手の届く範囲ってのは、この惑星リリーパの砂漠一帯全てなのか?』
『・・・っ!』
『もう40時間は動きっぱなしだ。周辺の警戒は俺がする。お前は休め。』
『・・・わかりました。』

納得しきれていない様子ではあるがシオンと呼ばれた少女が寝袋を取り出し、床につく。
少年はシオンが眠ったのを確認すると辺りを見渡し、小さい声でつぶやいた。

『俺はたくさんの仲間や、家族を守れなかった。だから、お前だけは何が何でも守る。シオン。』

しかしつぶやいた声はそれまでのぶっきらぼうな声ではなかった。
静かではあるが、愛情と決意に満ちた声だった。




この少年少女はつい先日、シップ6を襲ったエネミーを撃退したチームメンバーだった。
チームメンバーといっても正式にチームとして登録しているわけではなく、気が合うもの同士集まっていた程度だった。
しかし、結束もあったし、何より皆が皆家族のように接し、固い絆で結ばれていた。


結ばれていたのだ。

襲撃された当日、この少年、ケントとシオン、そして同じチームメンバーだった少し先の未来を視ることができる少女、ミコトの3人で任務に出撃していた。
しかし任務を終えシップ6に帰還しようとしていた時シップ6に近づくなという通信とともに状況を知り、死ぬ覚悟もして3人は仲間の救出、シップ6の防衛に向かった。
そして、5人のメンバーのうち、3人が犠牲になりながらも未知のエネミー―太陽王と名乗っていた―を撃破し、シップ6を被害は甚大ながらも何とか救い出した。

そしてチームメンバーの犠牲となってしまった異能力者、ミコトの未来視を同じデューマンのシオンが受け継いだのだ。
しかし、その異能を制御できず、誰かの死の未来を見続け、当初は幻覚だと思っていたが現実だと気づき、寝ないで奔走していたのだ。
同じチームメンバーのケントとともに。

そしてシップの防犯カメラから採取された映像より記事が書かれ、先ほど公開されたことをまだ彼らは知らない。



見張りを続けるケントの前にダーカーの群れが現れる。

『・・・シオンには指一本触れさせねぇ。』

そうつぶやくと銀色の片手剣を取り出す。
大した装飾も無い、一見どこかの店に売ってそうな貧相な剣だった。
しかしダーカーたちは嘲笑うどころか、その剣に気圧されたかのように突進を止める。

大した装飾も無い銀剣。
しかしケントにはこの上ないほどの決意と怒りと愛情がこもった一振りであった。
自身の愛用していた剣と今や最高の相棒の双機銃、今は亡き義理の姉の弓、剣士の刀、狂戦士の双剣、エネミーに粉砕されたそれらの残骸を余すことなくかき集め、伝説の名工と名高い刀匠ジグのもとに持ち込み、その技術の全てを総動員してもらい、新たな剣として転生させた無銘の剣。
それがこの銀剣なのだ。

当然ダーカーはそんな事情など知るはずが無いしダーカー側からしたらどうでもいいことだ。
だが並々ならぬ剣気を放つこの剣を本能で恐れている。


『・・・こないのか?』

突進をやめうろたえている様子のダーカーどもを一瞥すると、突如ケントが突撃する。
そして回転し、横薙ぎの一撃を放つ。

次の瞬間殆どのダーカーが両断され、虚空に消えていく。と同時に大型ダーカー、ゼッシュレイダが現れる。

このダーカー、堅い甲殻を持ち生半可な武器ではダメージを与えられないということで緊急事態発生、エマージェンシーコールが出されるほどに危険な生物なのだ。

が、ケントと銀剣には如何に堅い甲殻といえど数発の剣戟を耐えただけで数分とかからず両断された。

『・・・害虫どもが、俺たちに近づくんじゃねェ!』

ケントが小さな咆哮を発するとともにゼッシュレイダの首が飛び、小型ダーカー同様虚空に消えていく。

ふと気づくと遥か彼方の空が赤く色づいていた。

『やれやれ、また徹夜になっちまったか。』


ケントもシオンも過酷な現実、そして己の無力を味わい、精神的にボロボロだった。
しかしケントは半ば亡霊のように剣を取る。
かつて愛した仲間の無念とともに。

うなされつつ眠るシオンを抱きかかえ、
そして朝を迎えつつ、キャンプシップに乗り仮拠点のあるシップ10、ナウシズへ帰還する。
































(なるほど・・・シップ6を救った英雄の外見の特徴が黒基調の格好だから俺が間違えられてたのか。)

ようやく昨日異様な数の視線を向けられた理由を理解する。
そしてガラスに映る自分の格好を確認する。

(黒ジャケット、黒パンツ・・・間違われるわけだ。)

当然黒ベースの格好なら誰でも間違われるわけではないだろう。
うぬぼれる訳じゃないが、そこいらのアークスよりは実力はある。そのせいもあるのだろう。
そして襲撃された当日。

たまたまとはいえ一日中任務と私用でシップから出ていたのだから。

(むぅ・・・)

間違われるのも本望ではないし、たくさんの視線を向けられるのもうっとうしい。
服装を変えようか迷っていた。
するとゲートエリアの空気が変わるのを感じた。
すぐに辺りを見回す。
しかし特に変わった所は無い。
それはそうだ。エネミーが進入したわけでも、非常事態発生でもないのだ。
だがこの青年、黒い髪を後ろで束ね、殆ど全身を黒い服で覆う青年は何かを感じ取ったのだ。

(この気配・・・。まともなアークスじゃない!)

自分と似た気配を感じ取ったのだ。
しかし一瞬感じ取ってそれ以降はその気配が現れることは無かった。

(なんだ・・・?敵、ではなさそうだが・・・。)

これ以上考えても答えは出ないと判断し、ゲートをくぐる。
そしてそのまま新たに発見された惑星ナベリウスの壊世区域最奥部へと赴く。



調査を始めてもう何時間になるだろうか・・・
洞窟の中を進んでかなりの時間が経過した。
小規模な戦闘もこなし、結局はナベリウスの壊世区域かと少し落胆も感じ始める頃だった。
ふと見た時計は19時を示していた。

(もうこんな時間か・・・。)
(どうも没頭すると時間がたつのを忘れるな・・・。)


そんなことを考えながら進んでいると少し開けた平地に出た。

(ここまで洞窟だったのに・・・?)

月の光が差し込み、真っ暗だった視界に光が宿る。
と同時に青年は横へ飛び、何かを回避する。

一瞬前に青年の首があった場所を青く輝く何かが通過する。

(なんだ・・・!?なにがいる・・・!?)

刃のように鋭い羽を持つドラゴンのようなエネミーが獰猛な目つきで青年を見ている。

(何だこいつは・・・!)

明らかに未知のエネミー。

(どうする!?)

次の瞬間翼が青く煌いた。
それを見た青年は背筋を冷たいものが駆けるのを感じた。

(かわせ・・・!)

直感的に横へ大きく跳び退く。
するとかの龍の翼の一部分が三つ、青い閃光のごとく、青年の頭、首、心臓のあった場所を通過し、洞窟の壁を切り裂き崩落させる。

(くっ・・・来た道が・・・!)

通ってきた道が崩落し、脱出が困難になる。

(こいつを倒すしかないか・・・!)

決意して双小剣を取り出し、突撃して斬りつける。

(クッ・・・!)

どこを斬りつけてもダメージが入ってるような手ごたえが感じられない。

(これならどうだ・・・!)

普通に斬りつけても手ごたえが無い。ならば、全体重を乗せて、勢いをつけて、威力が何倍にも跳ね上がるフォトンアーツを放つのみ。

『はあぁぁぁぁっ!!』

縦横無尽に刃が駆け巡る高速連撃、オウルケストラー。
普通の壊世種ならば大型エネミーですら細切れにするほどの威力だが、この龍には額を少し傷付けた程度にとどまった。

次の瞬間青く煌く閃光が無数に放たれる。
洞窟を一部崩壊させたあの攻撃だ。
この龍にとってはただ、羽毛を飛ばしているだけのこの行動。
人間にとっては放たれるただの羽毛一枚一枚が研ぎ澄まされた刃のような鋭さのものが高速で無数に飛んでくる凶悪無比な攻撃となる。

『ッ・・・!』

双小剣で受け流すことを考えるがまた背筋に冷たいものを感じる。

(これは、俺の剣をも切断する・・・!?)

回避は不能。被弾は致命。

(ここまでか・・・。)


『受け流すのではなく側面を叩き、軌道を逸らせ!』
『あ、あぁ!』

突如聞こえた声に従い飛んでくる羽に全神経を集中する。

超高速ではあるが、反撃に移る動作をしなくていいのなら。
全ての力を防御に回していいのなら・・・!

(可能だ・・・!)

自分に命中する羽だけを見抜き、瞬時に双小剣を奔らせわずかに逸らしていく。
そして背筋をまた冷たいものが走る。
しかし

今までのとは違う。
(この感じ・・・。朝も感じた・・・!)

次の瞬間何かが落下してきた。
『間に合った・・・!』
『・・・いってぇ・・・』


紫紺色の髪と、めがねそして赤と銀のオッドアイの少女。
全身黒ずくめの銀剣を携えた少し大人びた少年。

青年は軽く身構える。

『俺たちは敵じゃない。』
少年が剣の柄から手を離し両手を挙げる。
『私があなたの死ぬ未来を視たから・・・。それを変えるために来たの。』
少女も同じく両手を挙げ敵意が無いことを示す。
『そうか。とりあえず助けてくれたことは感謝する。』
最低限謝辞を述べ軽く頭を下げる青年。

『しかし、あいつを倒さなければ結末は変わらないと思うのだが。』
青年が龍を警戒しながら続ける。
『警戒する必要は無い。あいつは俺たちを敵として認識してない。』
『しかし、先の攻撃は明らかに殺意を・・・!』
『・・・あんたは、道にいる蟻をわざわざ踏み潰すか?』
『いや・・・。』
『それと一緒だ。あいつにとっちゃさっきのは攻撃でもなんでもない。人間にしてみれば腕がかゆいから掻いた。その程度のものだ。』
『・・・なるほど。しかし、脱出する手立てが無い。』
『あぁ、そこで作戦会議だ。』
『作戦会議?まさかお前ら二人。無策で飛び込んできたのか!?』
『あぁ』『うん』
少年少女が口を揃える。
『シオン、何か使えそうなものは見つかったのか?』
青年と少年が話してる間に少女は周りを調べていたようだ
『あの龍が飛ばした羽を壁に刺して昇るっていうのを考えたけど、あの羽体から離れると灰になって崩れ去るの。』
『じゃだめか・・・。仕方ない。一か八かだけどアレでいくか。』
『ケント・・・まさか・・・。』
『おい、俺にも説明しろ。』
状況を飲み込めない青年が口を挟む。
『そもそもお前たちは誰だ。』
『あぁ・・・こんな状況とはいえ自己紹介はしておくべきか・・・』
『私、シオン。双機銃使いよ。』
『俺はケント。片手剣使いだ。今はな。』
『シオンにケントか。俺はルーノ。クラスはファイター。』
『おぉ、あんたがルーノだったのか。強いアークスがいるって噂に聞いて興味はあったんだ。』
『ケントは戦闘狂だからね・・・。』
『ケント・・・。あんたは、なんか・・・オラクルの人間じゃないな・・・?』
『ルーノ・・・あんたも普通じゃないな。ふっ、生きて帰れたら手合わせしようぜ。』

ケントが幾分か幼く見える程の笑みを見せる。
『で、一か八かのアレってなんだ』
ルーノが話を戻す。

『あの龍がいるだろ?』
『あぁ』
『あいつを怒らせる。』
『はぁ?』
『で、攻撃を誘って洞窟を掘り進む。』
『はあぁぁ!?』
『これしかない。』
ケントが得意げにルーノの顔を見る。
『待て待て待て。まずあいつをどうやって怒らせる!?』
『攻撃する』
『俺が全力で攻撃しても認識すらされてないんだぞ!?』
『それはルーノ一人の時だ。今は俺とルーノとシオンがいる。』
『さも当然のように・・・。』
『まぁ認識されてないからこそ少しでもやわらかそうなところを調査できるだろ?』
『確かにそうだが・・・。・・・まぁどうせ他に策も無い。試してみるか。』
『決まりだね!』
シオンが辺りを調べ、ケントとルーノで龍の体をつついたり軽く斬りつけたりしてやわらかいところを探す。
しかし・・・

『翼も頭も尻尾もかてぇ・・・。』
『どうするか・・・。』
ケントもルーノも同じ結論に達したようだった。
どこもまともに刃が通らないという結論に。
『こっちもだめ。この空間に使えそうなものはやっぱりないや。』
シオンも改めてこの広間を捜索していたが収穫は無かったようだ。


『あ。』
ケントが唐突にひらめいた顔をした。
『あった。怒らせる方法。』
『本当か?』
『シオン、目玉撃て』
『あ~・・・。』

人間で蟻にどこを噛まれたら起こるかと考えた結果の結論だった。
そして

『グォオオオオオオオオオ!!!』

怒った。

『そりゃそうだよね!』
シオンが一目散に壁を背負う位置に立つ。
龍が思い切り息を吸う。
『あれ・・・ブレス?ちょっとまずいよね!』
シオンが慌てる。
この龍が始めて放つ攻撃。
どれほどの規模か想像もつかない。
『ルーノ、準備はいいか・・・』
『あぁ・・・。』
ケントとルーノはブレスからシオンを救うため、高速で飛びシオンをブレスの軌道から逸らすつもりだ。
ケントの剣の峰にルーノが足をかけている。
剣を振りぬく勢いに加え、ルーノが全力で跳躍し、シオンをキャッチする算段だ。


吸い込みが終わった。
『今だ!!』

ケントが剣を振りぬく。
『ぬぅっ!!』

ルーノがこれ以上ないくらいの力で跳躍する。


結果から言えば作戦は理想的に成功して脱出には成功した。
が、

謎の龍が発したブレスは山を三つ四つ穿ち、壊世区域の地形を大幅に変えてしまった。
アークス的には全ての調査が振り出しに戻る程だ。
だが三人はまだその事実は知らない。




『うまくいったか・・・。』
『あああぁ・・・生きた心地しなかった・・・。』
『なかなか無い経験だ・・・。』

三人それぞれ助かったことを確認する。

『ケント。』
『なんだ?』
『俺はお前の力に興味を持った。』
『・・・実は俺もだ。』
『え?まさかここで?』

戦闘狂が興味を持った。
戦闘に生きがいを感じる者が戦いたいと感じた。
理由はそれで十分だ。

『本当、良くわからない人種・・・。』

シオンは呆れている。

『いくぜ。』
無造作に銀剣を構えるケント
『来い。』
双小剣を隙無く構えるルーノ

次の瞬間ケントが猛然と突撃する。
全身が一本の槍のような鋭い突き。
ルーノはそれを右の刃で逸らし、左の刃で反撃する。
突進の勢いを右足で殺しつつ逸らされた方向に逆らわず回転し左の刃の反撃を弾きつつ斬り返すケント。
バックステップで距離をとり、右の刃で水平に切り裂くルーノ。
首を傾け刃をかわし斬り上げる。
左の刃で切り上げを受け止める。
互いに距離を取る。

(ルーノ・・・なんてやさしい剣なんだ。そして同時に・・・危うい剣だ・・・)
(ケント、恐ろしいまでの執念だ・・・。覚悟がにじみ出ている・・・。)


二人とも構えたまま睨み合う。

(次で決める。双小剣は一撃は軽い。ならば重い一撃で打ち落とすのみ。)
(次だ。次の一合で決まる。片手剣は扱いやすいが故に多様性が無い。二刀の強みで切り裂く。)

小石が転がる。
次の瞬間、二人共猛然と突進する。
ケントは体を弓のように引き絞り、突進の勢いも乗せた横薙ぎの一撃。
ルーノは突進の勢いを乗せ、ジャンプし、全体重を乗せた二刀の降下刺突。

それぞれの一撃がぶつかり合い、そして。

お互いの武器が宙に舞う。



『引き分け・・・?』
一瞬の戦いを見ていたシオンがつぶやく


『俺の負けだな・・・。ルーノ。』
ケントがつぶやく。
『もう一回やったらわからないさ。』
ルーノが答える。

ケントの銀剣は後方約五メートルあまりのところへ刺さっていた。
ルーノの双小剣は後方二メートルあまりのところへ刺さっている。

ケントが剣を拾いに行く。
ルーノも双小剣を拾いにいくが、そのジャケットが数センチ斬れている。


『シオン、行くぞ。』
『え、う、うん』

剣を鞘に戻し歩くケント。
その後ろをシオンが付いていく。
『まさか俺の剣が弾き飛ばされるとはな。』


双小剣を拾うルーノ
『恐ろしい奴だ。』
拾った双小剣の右の刃を地面に投げる。
すると、落ちた瞬間刃が数センチ欠けた。





(一度刃を交えれば)
(大体のことは分かり合える。)
(ルーノ、)
(ケント、)
『『いつかまた、戦場で。』』
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ケント

Author:ケント
メールアドレス:kenntokatakonn?yahoo.co.jp
↑の?を@に変えてください~
はじめましてケントです!
性別:男 18歳
シップ5,6,7で活動しています~

見掛けたらよろしくお願いします!

これが初のブログなので記事もスクショも下手かと思い
ますが暖かく見守ってくださると幸いです

一年間の時を経て復活!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
リンク
リンクフリーです!というかリンクしてください!お願いします!
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR